新規ファイル サーバ HA シナリオの作成
この手順を実行する前に、必ず「IP リダイレクション」セクションを確認し、環境を保護するために必要な事前の手順を実行してください。IP 移動リダイレクション方式を使用する場合、シナリオを作成する前に、マスタ NIC に新規 IP アドレスを追加する必要があります。
この手順で起動されるウィザードによって、HA シナリオ作成に必要な手順が段階的に示されます。ただし、プロパティはウィザードを使用せずに設定することもできます。
新規ファイル サーバ HA シナリオの作成方法
- マネージャを開いて、[シナリオ]-[新規]を選択するか、[新規シナリオ]ボタンをクリックして、ウィザードを起動します。
- [ようこそ]ダイアログ ボックスが表示されます。
- [新規シナリオの作成]を選択し、リストから[グループ]を選択して、[次へ]をクリックします。
- [サーバおよび製品タイプの選択]ダイアログ ボックスが表示されます。
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- [ファイル サーバ]-[ハイ アベイラビリティ シナリオ(HA)]を選択して、[次へ]をクリックします。
- [マスタおよびレプリカ ホスト]ダイアログ ボックスが表示されます。
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- シナリオ名、マスタ サーバとレプリカ サーバの両方の情報(ホスト名または IP アドレス、ポート番号)を入力します。[ホスト上の Arcserve RHA エンジンを検証]オプションが有効であること(デフォルト)を確認し、[次へ]をクリックします。
- エンジンの検証が完了するまで待って、[次へ]をクリックします。必要に応じて[インストール]をクリックして一方または両方のサーバでエンジンをアップグレードし、[再検証]をクリックします。
- [マスタ ルート ディレクトリ]ダイアログ ボックスが開き、自動検出されたディレクトリのリストが表示されます。デフォルトの設定では、何も選択されていません。フォルダを展開し、保護するデータを選択します。すべてのシステム ファイルを選択できるわけではありません。また、デフォルトで除外されているものもあります。
- [次へ]をクリックします。[レプリカ ルート ディレクトリ]画面が表示されます。
- デフォルトのルート ディレクトリをそのまま使用するか、新しい名前を入力します。
- [次へ]をクリックします。[シナリオのプロパティ]ダイアログ ボックスが表示されます。
- シナリオのプロパティによって、シナリオ全体が制御されます。デフォルト値をそのまま使用するか、必要に応じて新しい値を設定します。終了したら、[次へ]をクリックします。これらのプロパティは、ウィザードを使用せずに設定することもできます。詳細については、「シナリオのプロパティの設定」を参照してください。
- [マスタとレプリカのプロパティ]ダイアログ ボックスが開きます。
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- マスタとレプリカのプロパティはホスト サーバにのみ適用されます。デフォルトの値をそのまま使用するか、必要に応じて値を変更します。[次へ]をクリックします。
- [スイッチオーバー プロパティ]ダイアログ ボックスで情報が取得されるまで待ちます。
- 「IP リダイレクション」セクションの説明に従って、必要なネットワーク トラフィック リダイレクション方式を設定します。[次へ]をクリックします。
- [スイッチオーバーとリバース レプリケーションの開始]ダイアログ ボックスが表示されます。
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- 適切な開始オプションを選択しますファイル サーバ シナリオの場合、[リバース レプリケーションの開始]を[手動]に設定します。[自動]はお勧めしません。詳細については、「スイッチオーバーに関する注意事項」を参照してください。[次へ]をクリックします。
- シナリオの検証が完了するまで待ちます。
- エラーや警告が表示された場合は、続ける前にそれらを解決します。準備ができたら、[次へ]をクリックします。
- [シナリオ実行]ダイアログ ボックスが表示されます。
- 同期を開始してシナリオを有効にする場合は[今すぐ実行]を、後でシナリオを実行する場合は[終了]をクリックします。